バイオ系のへ進学は絶対やめた方がいい理由!【経験者が真実を伝えます】

バイオ系学部って就職いいのかな?興味があるんだけど…

こういった質問にお応えします。

結論:バイオには行かないほうがいい!

結論から言うと、バイオ系学部への進学はやめるべきです。

バイオは就職率が悪く、大学院を修了しても就職先がほとんどないため、多くの人は小さな企業や他業種へ就職してしまいます。意外かもしれませんが、バイオ系出身者の公務員は結構います。企業への就職を諦めて公務員をめざす人が多いんですよね。それほどバイオの就職状況というのは悲惨なのですが、その理由について説明します。

ぱすてる
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私はバイオ系学部出身で大学院まで進学しましたが、就職状況はかなり悲惨でした。その経験を踏まえてなぜバイオ系に進学してはいけないのかを解説します。

 就職できない理由:専門技術が身につかない

国会でも話題になったバイオの問題

「大臣にお聞きしますけど“ピペド”ってご存知でしょうか」――。

これは、STAP細胞の不正が社会問題となった時期に開催された国会における、真島省三議員の発言です。ピペドとは、「ピペット奴隷」の略称で、バイオ系の学生が、教授に奴隷のように扱われる様を表したネットスラングです。

ピペットとは、少量の液体を必要なだけ吸い取り、計量や移動させるための科学実験道具です。

ピペットで液体を吸ったり出したりする実験作業が、まるで奴隷のように単純作業をさせられているように見えることから、このように呼ばれているという意味合いもあります。

バイオの学生は本当に奴隷のように扱われるのか?

大学院までバイオを専攻していた私からすると、この”奴隷”というのは少し過激な言い方かなあと思います。もちろん、実験のせいで研究室に長時間拘束されることはあります。でも理系の学生ならよくあることなので、奴隷というほどのことではないかなあという感じです。

奴隷よりも植民地支配を受けている原住民に近いです

一体どういうこと?

つまり技術が身につかない単純作業を教授に強いられるだけということです

ぱすてる
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植民地支配を受けている国というのは、宗主国に対して特定の資源のみを輸出するのみの存在となりますよね。バナナだけ作らされたりとか。綿花だけ作らされたりとか。つまり、宗主国が必要とする原材料のみを作ることしか許されません。なので、知識も技術も獲得することができないため、ネジ一本すら作ることができない国に成り果ててしまいます。

「教授(宗主国)」が必要とする労働力になっているだけの存在がバイオ系の学生です。

研究によって専門的な知識は多少得ることが切るかもしれませんが、いかんせんバイオ分野の市場は小さすぎるため、その知識が重宝されて就職で武器になるということはありません。また、ピペットを使って誰にでもできる作業をひたすら行うだけなので、特に専門的な技術を習得するわけではありません。このような扱いを受けているので、最終的に就職先がない学生が量産されてしまうという仕組みになっています。

ぱすてる
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実験は小学生でもできる単純作業なんです。専門的な技術は身につきませんでした。

大学側(教授)は学生確保のために平気で嘘をつきます

ぱすてる
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私の学部では、2年生のときにバイオ系に行くか化学系に行くか選ばないといけませんでしたが、バイオの教授は学生確保のため噓をつきまくっていました

教授たちは優秀な学生を確保するために必死なので、平気で嘘をついて学生を呼び込みます。思い返してみると、多くの学生を確保するためとはいえ、適当な嘘をつかれていたなと思うことがたくさんありました。

教授もバイオの就職状況が良くないとわかっているので、学生を集めるため必死で嘘をつきます。多くの学生を集めないと自分の実験の労働力がなくってしまいますからね。教授たちはとにかく有名企業に就職したOBを紹介して「頑張ればみんなもこんな未来が待ってるよ」とでも言わんばかりにバイオへの進学を勧めてきます。

しかし、バイオ系出身で一流企業の研究者になれるのはほんの一握りです。しかも大手企業にバイオ系の枠なんてほとんどありません。その理由は次に詳しく説明します。

就職できない理由:採用枠がほとんどない

理系だったらどの学部でも就職率がいいんじゃないの?

じつは同じ理系学部のなかでも就職格差があるんです

ぱすてる
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・電気電子
・機械
・情報
・建築

理系にもいろいろと分野がありますが、上の専攻は就職率が比較的良いです。その次に良いのは化学系かなと。そして比較にならないくらいにダントツで悪いのがバイオ系です。

バイオ系は企業の採用枠がかなり少ない!

例えば、機械系出身だと、重工業メーカーや自動車メーカーの開発、食品メーカーの工場の製造に携わる仕事など多岐に渡ります。

一方、バイオ系の主な就職先は、食品メーカー、医療メーカーの研究職・品質管理ぐらいありません。しかも、この少ない枠に工学部・理学部・農学部・薬学部といった様々な学部のバイオ系がこぞって応募してきます。特に医療メーカーは薬学部と競争しなければならないため、かなり厳しいです。

少ない枠を多くの就活生が取り合っているため、結果的に学歴フィルターを受けやすくなり、旧帝大などの上位の大学しか相手にされないという現状があります。あと、よく確認して欲しいのが卒業生の就職先で、聞いたこともない企業の名前がたくさん並んでいるのがバイオ学部の特徴です。理系の大学院を修了すれば有名企業へ就職できるような分野ではないんですよね。

就職するも地獄、研究者として大学に残るも地獄

就職が厳しいなら大学に残って教授をめざすっていう手もあるんじゃない?

それは最悪のパターンなので絶対してはいけません!

ぱすてる
ぱすてる

闇が深すぎるポスドク問題

ぱすてる
ぱすてる

ポスドクとは、ポストドクターとのことで、大学院生と助教の間に位置づけられた任期付きのポストのことです

大学の役職順は次のとおり。

大学院卒(博士号)→ポスドク→助手・助教→講師→准教授→教授

大学院修了後、とりあえずの就職先としてポスドクになるのですが、これは任期付きの雇用となるため非常に不安定で、いつ雇用が打ち止めになるかわかりません。しかも助教授や准教授、教授のポストは増えるわけでもなく、定年退職を待つしかないというのが現状です。キャリアパスが全く整備されていないため「高齢ポスドク問題」という現象も生じています。

ポスドクの中で一番多いのがバイオ系分野

文部科学省の科学技術・学術政策研究所の調査結果(2015年実績)では、ポスドクは日本で約1万6千人存在すると言われています。

ポストドクター等の雇用・進路に関する調査(2015年度実績)[調査資料-270]の公表について | 科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)

ポスドクを専門分野ごとに分析した上のグラフを見てください。ポスドク全体うち理学系は36%と一番多く占めています。

その理学系の中でも生物(バイオ系)は42%と突出した数字となっております。

また、農学系も同じくバイオ系と考えるとポスドクの中でもバイオ系がかなりの割合を占めてしまっており、バイオ系の異様さがわかると思います。

なぜバイオ系学部に進学する学生が減らないのか

高校の先生は理系の就職事情なんて知らない

高校の先生は理系ならどの学部でも就職に困らないっていうよ?

いくら高校の先生といっても、理系学部の就職格差までは知りません

ぱすてる
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先生は教育のプロなので、生徒を大学に合格させるための教育技術は素晴らしいと思います。とはいえ、学部ごとの就職状況や就職活動の実態なんてところまで詳しいわけではありません。

当たり前なのですが、たいていの高校の先生は教育学部を卒業してそのまま教員となっているため、民間企業への就職活動、ましてや理系の就職状況なんてところまで把握していません。

それゆえ、生物学に興味があるというだけで、バイオ系学部を勧めたり、「理系は就職率が非常に良いから」といったよくあるアドバイスをしがちです。

すべて自己責任なので高校の先生にまでさかのぼって文句を言うのは流石に筋違いですが、もし私が進路相談をする先生の立場であれば、今の学部ごとの就職状況をしっかりと勉強した上で、生徒の進路について的確にアドバイスしたいですね。少なくとも「就職が良い」と言う理由で生徒にバイオ系の学部を勧めたりしません。だって嘘になってしまうから。

一部のエリートを例にだして夢を見せる

日本のトップのバイオ分野の研究者(例えば京都大学の山中教授など)が、かなり脚光を浴びている現状があります。バイオ技術は再生医療等に大きく貢献しているため、今非常に注目を浴びていますが、このような最先端の研究を行っている機関はほんの少数です。つまり、大手企業が参入するような市場ではまだありません。

しかし、大学としては多くの学生を呼び込むため闇の部分は伏せつつ、将来が明るい分野であることをアピールして、研究を手伝う人材を集めています。

解決策:みきりをつけて他分野で就職すべき!

バイオ関係の技術職に就職することはかなり厳しい現状です。大手の製薬会社・食料品メーカーは一部のエリートがかっさらっていきます。現状をしっかりと受け止めて、専攻にこだわらない就活をしてください。

なんで技術職にこだわって就活するんですか?

絶対に他分野への就職へシフトすべきです。一番さけてほしいのが、技術職に固執してよくわからない企業へ就職してしまうこと。

仕事なんで無限に存在します。大学で学んだことなんて社会では何の役に立もたないので、みなさんにはバイオにこだわって欲しくないです。

ぱすてる
ぱすてる

わたしも大学生のときいろいろ考えましたが、おすすめなのはやっぱり公務員だと思います。

実はバイオ系の実験は待ち時間が多くて正直時間をもてあまします。わたしはその時間を公務員の試験勉強にあてて、独学で合格しました。公務員以外にも道はたくさんあります。

同じ状況でメガバンクや証券会社、IT企業へ就職した学生も知っています。研究室の雰囲気に流されず、さまざまな仕事に挑戦してください!