議会対応の仕事はどんなことをしているの?【地方公務員のお仕事紹介】

  • 2020年8月27日
  • Work

公務員を目指している人
「議会対応ってどんなことをするんだろう・・・」

こういった疑問にお答えします。

議会対応は花形の仕事

議会対応は「財政課」といったお金を握る部署、つまりエリートコースの人が担当します。

なぜエリートコースの人がするのかというと、自治体の仕事全てを把握しておく必要があるため、非常に頭がよくないとできないからです。

しかも相手は議員です。

下手な対応を取ると自治体全体を批判されかねません。

議員とうまくコミュニケーションをとりながら、議会での質問を調整するので非常に高い能力が求められます。

しかも、行政の仕事はかなり複雑なので自分の知らない事業の話をされる可能性も十分あります。

その時は必死に勉強して議員が質問したい内容を理解、そして質問文案を作成することになるので、勉強からは逃れられない部署でもあります。

議会対応の流れ

ぱすてる
ぱすてる

財政課の人が質問を作成して、その質問をもとに担当部署の人が答弁を作成する流れです


「質問取り」が最大の仕事

議会対応の最大の仕事は「質問取り」です

議員のところに行って、次の議会での質問内容について調整をします。

議員の聞きたいことを把握して、質問内容をブラッシュアップする役割です。

ちょっと待って!議会での質問ってあらかじめ行政に伝えているの?

…そうです

ぱすてる
ぱすてる


議会での質問には台本がありまぁす!

質問内容は事前に調整して、(8割くらい)台本を作っています。

おかしいでしょ!台本あるなら議会で質問する意味あるの?
税金の無駄じゃない??

実は台本を作らないともっと税金の無駄になります

ぱすてる
ぱすてる


台本を作成しないといけない理由①:発言通告

発言通告という制度があります。

これは、議会の○日前までに「質問内容について議員が行政へ伝えないといけない」というルールです。

発言通告の例
・保育士の待遇改善について
・ひきこもり支援について
・窓口サービスの向上について

大きな質問のテーマで通告をする感じだね

なお、発言通告以外の質問はできません。

何故こんな制度があるのかというと、行政側もあらかじめ質問内容について把握しておかないとスムーズに答弁できないため、限りある質問時間を有効にするためのルールといったところです。

台本を作成しないといけない理由②:議員をコントロールする

発言通告はわかったけど、細かな質問内容まで台本にする必要あるの?

発言通告の例を見て分かるように、大きなテーマ伝えられても具体的な質問内容が全くわかりません。

細かな内容まで把握するためには、台本を作らないと難しいのです。

質問取りでは、議員の質問したい内容を聞き取り、行政の方で台本を作成して議員へチェックしてもらう流れが一般的です。

ここまで調整しておかないと、全然正しくない質問を議会で聞かれてしまう恐れがあります。
そうなればまさに税金の無駄ですよね。

議員といっても何もわかっていない人もいるわけですから、トンチンカンな質問を聞かれないようにコントロールする必要があるわけです。

ぱすてる
ぱすてる

議員によっては質問作成を全部行政に押し付ける人もいます…


台本を無視する議員もいます

台本どおりに質問しない議員ももちろんいます。

とくに反体制側の野党議員(共産党系)は全く質問内容を言ってくれなかったりします。

特にルール違反ではないのですが、調整に時間がかかるだけなので、公務員の残業超過の原因にもなります。

ぱすてる
ぱすてる

意表をついた質問をして行政側を困らせる狙いだろうけど、それこそ税金の無駄です…


議会での答弁は発言に拘束力が発生します

台本作るどうこうが重要ではなく、議会という場所でどんな発言をするのかが重要となってきます。

議会で答弁したことは覆すことができないため、かなり慎重に答弁を作成します。

もし、質問内容が行政側に伝わっていなければ良い答弁を引き出すことができません。大体の議員はそこを理解して、質問の調整を行っています。

市民からしても、その方が効率的に税金が使われていると感じるのではないでしょうか。

以上で、議会対応の仕事内容について解説を終わります。
ありがとうございました。