補正予算って何?【地方公務員の仕事紹介】

  • 2020年8月25日
  • Work

補正予算が成立したってニュースをよく聞くけど、いったいどういうことなんだろう?

こういった質問にお答えします。

補正予算と当初予算の違い

まず当初予算とは、年度始まりの4月に成立して1年間の予算を示すものです。
一般的に予算とは当初予算のことを指しています。

それに対し、補正予算とは当初予算では見込めていなかった支出が発生したため、年度途中に予算を追加で上乗せするものです。

上の図を見てもらうと分かりやすいと思います。

4月に当初予算が成立して事業を行うのですが、8月に大型の台風によって被害が出てしまいました。

もちろん当初予算では台風の被害のための予算など想定していなかっため、お金が無い状況です。

そこで台風被害のための予算を9月に追加で計上するというのが補正予算の意味です。

ぱすてる
ぱすてる

補正予算は議会で承認してもらう必要があるから、ここでは9月議会に上程して議決を得るという流れになります!

地方自治体における補正予算のパターンは大きく分けて2つ!

パターン①:国が補正予算をつけた
パターン②:災害などの緊急事態が発生した

パターン①:国が補正予算をつけた

よくあるのが経済対策として2月ごろに国が補正予算を成立するパターン。

例えば、国がインフラ整備に10兆円規模の補正予算を計上したとすると、そのお金は各自治体に配分されます。

国からお金が降ってくるため、地方自治体はインフラ整備関連の予算を膨らませる必要がでてきます。そして補正予算を計上するというながれです。

国から何の連絡もなしにお金が渡されるの?

もちろん国からの相談はあります!

ぱすてる
ぱすてる

もちろん国は勝手に各自治体にお金を配るようなことはせず、事前にお金どれくらい欲しいですかといった照会を行います。

国は補正予算を余すことなく使い切らないといけないので、何とか各自治体にお金を受け取ってもらうように相談をしてきます。

裏話

国の補正予算が使いきれそうに無い時、国の偉い方から自治体の部長級に直接電話で相談をしてきたりします。

こうなると自治体はなかなか断ることはできません。

国からお金をもらえることは嬉しいのですが、その分仕事が増えるということでもあるので、単純に喜べないのが現状です。

パターン②:災害などの緊急事態が発生した

ぱすてる
ぱすてる

一番最初に説明したような台風などの災害が発生した場合ですね。

小規模な被害だと補正予算を計上せずに済む場合もあります。

たとえば、当初予算があまりそうなのでその分のお金を災害対策の予算として使うといった場合は、補正予算を計上せずに事業を行うことができます。

当初予算が余る・不足するといった執行管理は下の記事で説明したように「決算見込み」で把握しています。

以上で地方自治体における補正予算の説明をおわります。

ありがとうございました。