
県庁か政令市どっちに行こうか迷うなあ
こういった悩みにお応えします。
県庁と政令市は併願できない
前提として、県庁と政令市は同じA日程であるため、両方を併願をすることはできません。
つまり、どちらどちらか一つを選ばないといけません。(最近では日程をずらした筆記試験なしの試験などが増えてきているため、併願が可能になってきてはいますが…)基本的には併願ができません。
そこで県庁と政令市比較について説明したいと思います。

わたしは政令市に就職しましたが、県庁への出向経験もあります。実体験をもとに、どちらが優れているのか偏見と独断で書かせていただきます!
結論:政令市の方がメリットが大きい!
県庁と政令市の比較した表!
項目 | 勝敗 | 理由 |
---|---|---|
仕事 | 引き分け | 人による |
通勤 | 政令市 | 通勤距離は政令市の方が短い |
給料 | 政令市 | 比較的政令市の方が高い |
モテ度 | 政令市 | おしゃれな都市に一生住める |
合格のしやすさ | 県庁 | 比較的県庁の方が倍率が低い |
結論から言うと政令市の方がメリットが大きいです!
判断基準ですが、上の図の通り仕事・通勤・給料・モテ度・合格のしやすさの5つの項目で比較をしてみました。
早速解説をしていきます。
仕事内容は引き分け。それぞれに長短あります。
仕事内容は引き分けです。
というのも、どんな内容の仕事をやりたいのかは人によって異なるため引き分けとします。
そのかわり、それぞれのメリットとデメリットについて解説をします。
仕事内容のメリット・デメリットについて
県庁の特徴としては広域的な仕事を行うことができるということです。
政令市はその市内だけの範囲で仕事を行うだけですが、県庁の場合は政令市を含めた県内全市町村について事業を行う必要があります。
単純に面積だけで考えても、比較にならないくらい県庁の方が広域的であるといえます。
例えば、政令市に港がなければ港湾事業に関わることができませんが、県庁に勤めると港湾事業に関わることができるといったように、県庁に行く方が仕事の幅が広がります。
一方で、政令市は県庁に比べて先進的な事業を行うことができます。
たとえば、再開発事業で巨大なビルと建設するのは政令市の事業です。
県庁も補助金を支出したりしますが、実際に事業を行うのは政令市です。
また、基本的に政令市は財政が豊かであるため、先進的な事業にチャレンジしやすい環境にあります。
最近の例で言うと、福岡市の「博多港と博多駅をロープウェーで直結させる構想」を検討しているといったところでしょうか。このような事業はまさに財政が豊かな政令市だから検討できる未来的な事業といえるでしょう。
県庁でこのような事業を検討できないのかと言うと、やはり難しいのです。
デメリットにも書いているように、県庁の仕事はあくまで県全体を活性化させるところが大きなポイントとなるため、どうしても各市町村への補助制度をつくって、補助金を配分して県全体を盛り上げる役割になってしまいます。
政令市の先進的な事業にも関わりがありますが、あくまで主役はその事業を行う政令市です。
県庁はその裏方でがんばるという役回りになってしまうため、事業の面白さで言うと個人的には政令市に軍配が上がります。
政令市にもデメリットはあります。
市民対応です。
分かりやすい例で言うと市役所にくるクレーマーの対応です。県庁ものないわけではありませんが、市役所の方が圧倒的に市民との距離が近いため苦労します。
以上のように、仕事内容については人によって好き嫌いがあるため勝敗はつけておりません。

県庁と政令市の両方で勤務経験がありますが、圧倒的に政令市の方がクレーマーが多かったです…
通勤は政令市の勝ち!
通勤は圧倒的に政令市の勝ちです。
政令市は勤務の範囲が市内のみであるのに対して、県庁は県内全ての地域に転勤の可能性があります。
政令市の場合はまちが栄えているため生活に苦労することは少ないですが、県庁の場合は過疎地域が勤務先になることもあります。特に若い職員を過疎地域へ配属する傾向にあるため、どこに住むのかを重要視している方は絶対に政令市をおすすめします。
給料は政令市の勝ち!
給料についてはあくまで印象で書かせていただきました…
と言うのも、県庁でも政令市でも、配属先によって給料は大きく変動するからです。激務のところに配属されれば、それだけ残業をすることになるため給料は高くなります。
ただ、よくニュースで給料の多い自治体ランキングとかがありますが、それを見てみても政令市が上位にいます。

職員の給料は自治体のHPから確認できます!でも政令市と県庁とではあまり差がないのが実情です。おすすめはしませんが、よりお金を稼ぎたいのであれば激務の部署を希望するのが一番です。
政令市が一概に良いとは限りません!
政令市に住めばそれだけ物価も高くなります。一概に給料だけで判断するのはどうかな…といったところです。
モテ度は政令市の勝ち!
みなさんも興味あると思い項目に加えてみました。
わたしも政令市につとめながら合コンを何度も経験しましたが、政令市のほうが好印象がでした!
理由を聞いてみると、
だそうです。
生々しい理由ですが、やっぱり比較的都会に一生暮らすことができると言うのはかなりメリットです。
合格のしやすさは県庁の勝ち!
理由は、県庁の方が倍率が低い傾向にあるからです。
いくつかの自治体のホームページをみてもらうと、それぞれの合格倍率がわかるので一度見てもらいたいのですが、やはり政令市の方が倍率が高い傾向にあります。
やっぱり、政令市の方が都市の魅力やプランドイメージに直結しやすいので、人気があるのだと思います。
県庁の場合、勤務先が県庁所在地だけというわけではなく、僻地の県民局に異動するリスクがあるのでそこがマイナスポイントなのかもしれません。
倍率が低いだけで県庁を選ぶべきではありませんが、一応頭に入れておいても良いかもしれません。
今回は、県庁と政令市の比較を解説しました。
ありがとうございました。