公務員は楽なの?激務なの?【結局どっち?】

結局、公務員のしごとって楽なの?激務なの?

こういった疑問にお答えします。

世間の公務員のイメージ

民間企業では通用しない
楽な上にクビにならない

なにかと世間のきびしい目にさらされることが多い公務員ですが、批判される時によく使われるのがこういった「公務員は甘い」系の言葉です。

これらは本当に事実なのでしょうか

公務員の辛い仕事から楽な仕事まで経験してきた私が解説をしていきます。

公務員のしごとの現状について

ぱすてる
ぱすてる

はじめに、わたしの経歴についてです

・大学院卒で政令市に入庁
・入庁後、1,000時間 /年×4年の残業を経験

最初は経理というブラック部署に配属され、一年目から年間1,000時間の残業を経験します。ちなみに上司はめちゃくちゃ厳しいパワハラタイプの人でした。

新卒で就職して一番最初に経験したしごとだったので、「しごととは死ぬほどつらくて当たり前」という、労働に対する常識をねじ曲げられて育成されました

その次の異動は県庁への研修派遣という、いわゆる出向でした。

地方創生をすすめる部署で、県の中では非常に忙しいところと聞いていましたが、上司はとても優しく、残業は多いけれども前の部署に比べたら全然楽勝なところでした。

この異動によって、いかに最初の部署が異常だったかを思い知りました。

部署が変わればやっている仕事が全く違うため、公務員にとって「異動」とは「転職」に近いものがあります。それゆえに、楽な部署しか経験していない公務員(基本しごとできない人たち)はこぞって「公務員は楽なしごと」と言ったりします。

そのあたりの誤解を生む構造についても説明をしていきます。


公務員のしごとは楽なのか?

かんたんに結論から言うと、

市民と接する公務員は楽
市民と接しない公務員はきつい

です。

つまり、普通に生活していたら、楽なしごとをしている公務員にしか出会いません

市民の人たちは、ブラックな方の公務員のしごとぶりを見ることができません。なので、「誰がどう見ても公務員は楽でしょ」という印象しか持たれないというのが真理です。

公務員には「すごい辛いしごと」と「すごい楽なしごと」両方あります

あまりにも当たり前のことで申し訳ないのですが、率直に言うとこういうことです。辛いしごとと楽なしごとの両方について、例を出して簡単に説明します。



すごい楽なしごとの例:窓口系のしごと

区役所・市役所の窓口業務は楽な業務の筆頭にあげられます

みなさんが思い描く公務員のイメージは、だいだい窓口業務をしている人ではないでしょうか。

むずかしいしごとには見えないにもかかわらず、やたらと待たされる…きっと仕事ができない人たちがのんびりと業務をこなしているに違いない。こんなイメージをもたれていると思います。

実際どうなのかというと、確かに窓口業務は単一的なしごとで、残業もないためかなり楽な業務です。窓口業務にあたる人も、定年間際のおっちゃんやおばちゃんが多いですね。

昇任には全く興味のない人や、新規採用として入庁したばかりの新人が配置されることが多いです。



すごい辛いしごとの例:人事・財務系

「人事」「財務」はブラックな部署として真っ先に挙げられます

公務員なら常識なのですが、このあたりの部署に配属される人はかなり仕事のできる人たち、いわばエリートコースです。

わたし自身は人事を経験したことがないため、人事に詳しいわけではありませんが年間をとおして残業時間が多いイメージがあります。しごと内容としては、職員の人事配置から採用関係のしごとなど、何かと責任が重く、作業量が多い業務になっています。

一方で財務系はというと、かんたんに言えば「自治体の頭脳そのもの」です。

予算の作成から、決算業務、加えて議会対応と業務がかなり集中するところで、一年中しごとの勉強をしなければならない部署としても有名です。

この2つの部署に共通するのは、やはり残業時間がかなり多くなるというところです。民間企業では考えられない−−−つまり違法である残業時間をあたりまえのようにこなしています。

裏でブラックなしごとをしているのが公務員の特徴

みなさんが普段の生活で接している公務員は、ホワイト公務員です。
辛いしごとをしているブラック公務員は、みなさんの見えないところで今日も必死で頑張っています。

夜遅くに庁舎から出てくるやつれたサラリーマン・OL風の人がいれば、それがまさにブラック公務員です。見かけた場合、あたたかく見守っていただければ幸いです。

公務員は手に職がつかない仕事なのか

事務系の職種で手に職がつく職業ってなんでしょうか。

わたしには

公認会計士や弁護士といった士業

ぐらいしか思い浮かびません。そもそも事務系に含めてしまってはいけないかもしれませんが…。

今流行の「プログラミングができるエンジニアも手に職があるじゃないか」と言われそうですが、エンジニアはどちらかというと事務系ではなく技術系ですもんね。しかもエンジニアは、その企業でしか通用しないSEも多いため、一概に手に職があるとは言い切れないと思います。

つまり何が言いたいのかと言うと、別に大手企業に勤めていようが、スタートアップ企業に勤めていようが、事務系のしごとにおいて、各業界で共通して通用するスキルなんて身につくわけがないということです。

簿記がどうこうとか、営業スキルがどうこうとか言われそうですが、そんなもの数ヶ月勉強したら誰でも一定のレベルまで到達します。こんなものスキルといっていいんでしょうか。

サラリーマンである以上、手に職がつくスキルなんで身につかないと思います。

フリーランスで、個人の力で、稼いでいる人こそがスキルがあると言えるのではないでしょうか。